テブナンの定理(等価電圧源の定理)
目次
説明
テブナンの定理
回路を解析する際にはキルヒホッフの法則で可能ではあるが、実際には計算が複雑になり困難なことが多い。これを簡略化し、計算を簡素にした定理がテブナンの定理である。
テブナンの定理を直流回路で考えた場合以下のようになる。
この回路に端子抵抗Rを接続したときのRにかかる電圧を求めたい。キルヒホッフの法則で解析してRにかかる電圧を求めることもできるが、簡単な等価回路に変換すると解析が簡素になる。これをテブナンの定理という
テブナンの定理で考える場合、求めたい抵抗を取り外しそれ以外を開放抵抗R0として考える。
この際以下の点について注意する
変換すると上図のような回路になり、値は以下のように示す。
最後に、端子抵抗Rを接続しERを求めることにより、端子抵抗にかかる電圧を求めることができる。
例
以下の回路において端子抵抗Rにかかる電圧ERと開放抵抗R0を求める。
図と式は以下に示す